【音楽のおしごと Vol.1】どのお客様にも頼っていただけるスタッフを目指して/管楽器専門店ダク

ついにスタート!
“音楽のおしごと” シリーズ第1弾

管楽器専門店ダク
石橋 諒(いしばし まこと)さん

中学から大学卒業までトロンボーンと共に過ごし、
現在は入社して3年目になります!

ーー普段のお仕事について、教えてください!

石橋さん:今は店頭に立って楽器を販売することがメイン業務です。楽器のご案内をし在庫の中から良いものを一緒に選んでいく”選定”や販売、お品物を郵送したり、問い合わせの対応、他スタッフのサポートをしております。

ーー楽器店で”選定”という言葉をよく耳にしますが…実際はどのように行われているのですか?

石橋さん:まずはお客様からご予算と希望のメーカーを伺い、それに沿って様々なモデルやメーカーをご提案しています。先生と一緒にご来店されて選定されることもありますが、その場合は事前に先生からご希望を伺って準備する…ということもあります。

オイルをたらり

ーー楽器のモデルやメーカーにも、やはり流行りがあったり…。

石橋さん:あります!日本のプロオケで使っている楽器と世界のプロオケで使っている楽器でもメーカーが異なるので、やはりトレンドはあるかと思いますね。

ーー楽器ってどのように流通しているのでしょうか?

石橋さん:ダクでは、小売店として卸業者を経由し楽器を仕入れて販売するメーカーと、ダクが総輸入販売元になっているメーカーがあります。小売店としてお客様への販売だけでなく、ダクのオリジナルブランドを全国に発信する役目も担っています。

ピカピカに磨きますよ〜!

ーーまさに橋渡し的な存在ですね。

石橋さん:お客様に楽器をご紹介し、ご成約のお返事をいただいた時は僕もとても嬉しい気持ちになります。お客様にとって楽器のご購入は大きなお買い物になりますが、新しい楽器との出会いと幸せな空間に立ち会える。そして、そのお手伝いもできることが自分にとって幸せだと感じています。

ーー石橋さんご自身がトロンボーン吹きの「奏者」側と今のご職業「楽器店」側のそれぞれをご経験されている中で、考え方に変化などはありましたか?

石橋さん:両方とも音楽に携わっている生活ではありましたが、奏者の時は、自分の音をお客様に聴いてもらうことでお金をいただくのだと考えていて。楽器店では商売道具となる楽器をお客様に販売し対価としてお金をいただくので、働くことの意識が変わったと感じています。

というのも、僕のトロンボーンの先生が厳しい方でして。トロンボーンはオーケストラの中で1音を長く伸ばすことが多いセクションなので、「その1音がお金になるんだぞ!」と口酸っぱく言われていたからこそ、そういうイメージがついているんだと思います。

ーー奏者側と直接コミュニケーションを取れることが楽器店の特徴ですが、今の状況下では難しくなってしまった。音楽界全体が打撃を受けていますよね。

石橋さん:楽器店では1年を通して4~6月が売れるシーズンとされています。ただ昨年は緊急事態宣言の影響で来ていただくことができず、なかなか大変でした。ダクではネット販売もしているので、お家でできるトレーニンググッズなどを重点的に力を入れています。

石橋さんのトロンボーン紹介動画!!

ーー最後に、石橋さんが描く”将来”をおしえてください!

石橋さん:僕がこれまでトロンボーンを吹いてきた中で、楽器店という職業はずっと支えてくださっていた存在でした。だからこそ、まずはお客さまから頼っていただけるスタッフになりたいと考えています。第一線でご活躍されているプロフェッショナルから音大生、音楽愛好家の皆さまに誰よりも寄り添えるスタッフを目指して、トロンボーンをはじめとした管楽器の良さをお伝えしていきたいです。

さて、シリーズ第1弾いかがでしたでしょうか!

編集後記:とても温和な石橋さん。お話をすればするほど、楽器へのアツい想いがひしひしと伝わるお時間でした。管楽器、そしてトロンボーンをお探しの方は是非!!