パーソナルトレーナーとしてご活躍中の柴 雅仁さんに
『誰でも、どこでもできる』
音楽家のための身体のケアを教えていただきました。
柴 雅仁/Masahito SHIBA
2007年、横浜リゾート&スポーツ専門学校卒業。2009年日本鍼灸理療専門学校入学。2021年2月東京都立川市にてSPTパーソナルトレーニングサロンをオープン。現在会員200名を突破したオンラインレッスンのグループ運営、雑誌の専門家監修なども行う。
https://selfcare-lab.com/work-experience
第1弾 弦楽器奏者にお届けする
身体のストレッチ、ケア方法
楽器別 解説動画
楽器別にストレッチ・ケア方法を動画にて紹介!
ヴァイオリン
ヴィオラ
チェロ
部位別 解説記事
この記事では、身体の部位別に特におすすめのストレッチ方法を3つに絞ってご紹介。
ヴァイオリンやヴィオラなど、首や肩をよく使う方におすすめのケア
【肩、首のケア】
①胸ほぐし
②力こぶほぐし
③肩ほぐし
チェロや座りっぱなしで演奏する方におすすめの腰のケア
【腰のケア】
④みぞおちほぐし
⑤下腹部ほぐし
⑥横隔膜ほぐし
立奏にて足の張りが気になる方におすすめのケア
【足のケア】
⑦膝裏ほぐし
⑧アキレス腱のワーク
⑨足裏のワーク
①胸ほぐし(30秒)チェロ動画0:48〜
鎖骨の真ん中から端にかけて手でほぐす。
端が固まりやすいので、念入りに行いましょう。
②力こぶほぐし(30秒)チェロ動画1:28〜
力こぶの内側を反対の手でほぐす。
上から下までまんべんなくほぐします。胸と力こぶは繋がっているため、①のケアと一緒に行うと効果的です。
③肩ほぐし(30秒)ヴィオラ動画6:17〜
肩をすくめ、すくめた部分を4本指でつまみ、手を使ってほぐす。
掴んだら、肩は戻しましょう。
④みぞおちほぐし(30秒) チェロ動画5:09〜
おへそから指4本上のみぞおちに手を当て、お腹をほぐす。
腹筋が硬いと腰が痛くなるため、ゆるめていきます。
⑤下腹部ほぐし(30秒) チェロ動画6:02〜
おへそから指4本下に手を当て、同様に下腹部もほぐす。
長時間座っていると、力が入りやすい場所。腹筋は脇腹を経由して腰と繋がっています。
⑥横隔膜ほぐし(30秒) ヴィオラ動画0:30〜
肋骨の中に指をいれ、少し身体を前に倒す。
・肋骨の中の筋肉をしっかりとほぐします。
・右利きだと左の肋骨の筋肉が固まります。(左利きの方は反対側の肋骨をほぐしましょう)
⑦膝裏ほぐし(30秒) ヴァイオリン動画6:28〜
ひざ裏に両手の親指を当ててほぐす。
膝裏にはリンパや太い血管が通っているので、この部分をほぐすとむくみも取れます。膝裏が軽く曲げやすい状態を作ります。
⑧アキレス腱のワーク(うち回し外回し15秒ずつ)ヴァイオリン動画8:10〜
足を組んで、うちくるぶしから指4本上のアキレス腱の真ん中の部分を指で指圧しながら足首を回す。
内まわし、外回し、両方行いましょう。
⑨足裏のワーク(30秒)ヴァイオリン動画9:20〜
足うらの真ん中を両手で指圧しながらグーパーを行う。
ふくらはぎと足裏が繋がっているので、足裏をほぐすと効果的です!
皆さんも記事や動画を参考に一緒にやってみてください!