【昭和音楽大学アートマネジメントコース】幅広いジャンルの現場を学んだ学生23名の集大成に密着!出演した「かのんぷ♪」のインタビューも!

昭和音楽大学 アートマネジメントコースって…?

 昭和音楽大学 音楽学部 音楽芸術運営学科 アートマネジメントコース(以下:アートマネジメントコース)は、1994年に開設され、国内の大学で最も早くからアートマネジメント教育を実施したパイオニアです!

主なカリキュラムはこちら!

※昭和音楽大学HPより引用 

 1年次には舞台制作に必要な基礎を学び、2年次からはさっそく学内の大学主催公演での実習が始まります。3年次にはインターンや、実際に公演を企画・制作・運営する実践の機会が。また、海外アーティストとコミュニケーションするために必要な外国語教育や、世界で活躍する芸術家やプロデューサーに学ぶ海外研修もあります!そしてなんと、ヨーロッパの劇場とコネクションがあり、パリのオペラ座や、ミラノのスカラ座、グラインドボーン音楽祭が行われるイギリスの劇場など、有名な劇場の舞台裏を見学する機会も!現在はコロナ禍のため海外渡航ができない代わりに、イギリスで活躍する劇団の俳優からオンラインでお芝居をテーマに語学を学べる機会などがあるといいます。

 気になる学生生活やインターンに関しては、アートマネジメントコース担当の教授 古橋先生と学生2名に詳しくお話を伺いました!記事は1月中旬頃公開予定…!お見逃しなく!!!

写真:インタビューを受けてくださった御三方
左から名取さん(仮名)、今村さん(仮名)、古橋先生

過去3年間のアートマネジメントコース卒業生の進路はこちら!

気になる入試科目はこちら!

※詳しくは入学者選抜要項をご覧ください。

学生の実態は…?

 アートマネジメントコースに在籍する学生は、もともと吹奏楽部や合唱部、軽音部、演劇部に所属していて、学内の公演に携わった経験をきっかけに入学を志したという方が多いといいます。中には、経験は無いけれど舞台を観るのが大好きだから、ライブに通った回数だけは誰にも負けないという方も!
 主に、神奈川県、静岡県、埼玉県、東京都、千葉県から通っている方がいて、自宅から通っている学生が4割、下宿している学生が6割程度とのこと。遠方にお住まいの方は寮もあるので、安心です!

※寮についての詳細はこちらをご覧ください。

学生23名で作り上げた学内公演の1日に密着!

 アートマネジメントコースの3年生が企画・制作・運営を行った学生企画に開場前から潜入しちゃいました…!

〈公演概要〉※HPより引用
「かのんぷ♪と奏でよう@しんゆり~みんなでつながるLOVEのこころ~」

日時:2022年12月8日(木)18:00開演
会場:昭和音楽大学南校舎5階 ユリホール
出演:かのんぷ♪: 中村里衣(Pf/Vo) 中村大介(Gt/Uk)
Ai(Vn) 吉岡満則(Ba) 中丸達也(Per)

プログラム:
 しんゆりのうた
 それが私の夢だから
 愛が生きている
 小さな手 他

9:00 会場入り

10:00 会場セッティング

楽屋と会場セッティングから1日がスタート。

今回会場に飾られたボードも学生が作成!

アートマネジメントコースの歴代の演奏会が紹介されていて歴史が感じられます。

チケットの手売りも行います。ポップも手作りでかわいい!

15:00 ゲネプロ*開始

*ゲネプロ…本番同様に行う最終リハーサルのこと。

16:00 ゲネプロ後

影アナ*ももちろん学生が担当。しっかり練習して本番に臨みます。
*影アナ…会場内で開演前、終演時に音声だけでアナウンスをすること。

受付のセッティングも準備万端です!

16:30 開場前、最終ミーティング

開演前に23名全員が集まれるのはこれが最後!
流れや注意事項などをしっかり確認している様子は大人顔負けでした。

17:30 開場

18:00 開演

いよいよ公演がスタート!

公演中はドア付近に待機し、遅れて入ってくるお客様のご対応にあたります。

会場には大きなスクリーンを用いた演出が!この演出も、もちろん学生が考案したものです。

曲ごとの演出に合わせた転換のお手伝いも行います。

最後に演奏された「しんゆりのうた」は、かのんぷ♪と昭和音楽大学、そして大学近辺の新百合ヶ丘市民の方々がタッグを組んで生まれたオリジナルソング!

座ったまま上半身だけで参加できるハンドダンスもあり、アートマネジメントコースの学生が客席でお手本を披露していました。

19:00 終演

終演後はかのんぷ♪によるCDの物販!その後、撤収作業に取りかかります。

今回のゲスト「かのんぷ♪」にインタビュー!

 今回の公演にご出演された「かのんぷ♪」。なんと、お二人とも昭和音楽大学の卒業生!ヴォーカルの中村里衣さんは演奏家コースでピアノを学び、そしてギター・ウクレレの中村大介さんはアートマネジメントコースで学ばれたということで、昭和音楽大学の先輩としての視点からもお話を伺いました♪

写真左:中村大介さん  写真右:中村里衣さん

かのんぷ♪…ピアノ・ヴォーカル「中村里衣」とギター・ウクレレ「中村大介」による夫婦アコースティックユニット。2009年にCDデビュー。千葉県九十九里町の観光大使も務めている。 

※より詳しい情報はこちらをご覧ください。

──普段学生さんとお仕事する機会はなかなか無いと思いますが、いかがでしたか?

大介さん:すごく楽しみでした。身が引き締まりましたね。学生の皆さんが打合せの段階から結構的確な質問をしてくださるのでこちらも大変勉強になりました。あとは、つい最近卒業した気分だったので、かなり時が経ったんだなと実感しました。

里衣さん:昭和音楽大学を卒業した先輩でもあるので、変な責任が芽生えましたね(笑)

大介さん:刺激になったし、双方にとって良い経験だと思います。

──大介さんご自身、アートマネジメントコースで裏方を学ばれていますが、今回、学生が企画制作する演奏会に出演する側になったことに関して、何か感じたことはありますか?

大介さん:僕はアートマネジメントコースの学生はありましたけど、当時から自身の演奏活動の方が比重が多かったんです。だから今回出演する側になって…というとそこまで感覚的には変わらないですね。今まで色々な公演に出演して、ベテランのスタッフともたくさん仕事をしてきましたが、学生さんがスタッフだと、気が楽というか、むしろやりやすかったかもしれません。

──当時学んだことは今の演奏活動に活きていますか?

大介さん:うーん…。どうなんでしょう…?今回の公演を通して、もう一度学びたいなと思いました。実践的に学べる環境があるというありがたみに、当時は気付きにくいんですよね。

里衣さん:でもセルフプロデュースという点で、アートマネージメントに通っていたからこそ、色々なアプローチができるんじゃないかなと思います。先方へ電話をして、細かい進行を決めるとか、パソコンで企画書を作ったりとか。ここで学んだことが生かされているんだなと、客観的に見てそう思います。

──アートマネジメントコースを一言で表すと…?

大介さん:”舞台作りに欠かせない縁の下の力持ち”ですかね。演者が気持ち良く本番を迎えられて、スタッフの皆さんも気持ち良く本番を迎えられるかどうかは準備期間にどれだけ丁寧に向き合ってきたかが大きく影響してると思いますし、それに欠かせないのはやっぱりアートマネジメントだと思います。

──最後に学生の皆さんに一言お願いします!

里衣さん:未来のすごいプロデューサーが生まれると思うので、またいつか一緒にお仕事したいです。今日まですごく充実した時間でした!

大介さん:また別の機会でご一緒できる日を楽しみにしています。あと、当時の僕に一言伝えられるなら、「この恵まれた環境に感謝して、よく勉強しておくように」ですね(笑)

〜入試・イベントに関する情報〜

【入試日程】
 一般選抜:2023年2月2日(木)・3日(金)
 総合型選抜:(第4回)2023年2月25日(土)、(第5回)3月10日(金)

【オープンキャンパス・講習会情報】
〇オープンキャンパス:2023年3月25日(土)
 学生によるコンサート、コースごとの体験・模擬授業、個別受験相談等を実施します。
 皆さんの来校をお待ちしています(入場無料)。

〇受験講習会:2023年3月26日(日)
 個人レッスン、楽典・ソルフェージュクラスレッスン、ダンスレッスン等(有料)
 
※詳細は昭和音楽大学のホームページでご確認ください。