初めまして!藤重 奈那子(ふじしげ ななこ)と申します!
現在、東京藝術大学大学院音楽研究科箏曲生田流2年にて、日本の伝統楽器である《箏(コト)》と《地歌三味線(ジウタシャミセン)》の勉強をしております!普段は北千住、浅草や根津を主な拠点に活動中です。
私が箏を本格的に習い始めたのは10歳の頃。そしてその2年後から地歌三味線を始めました。そこから大学受験までの間に、中学と高校で強豪テニス部に入り全国大会出場するなど、青春謳歌しつつ研鑽を積んでいます。(今現在も藝大テニスサークルに所属しています!)
さて、自己紹介はこれくらいにして、今回は私が通う東京藝術大学 邦楽科の謎に迫りたいと思います。
“ホウガク科”?
まずパッと脳内変換されるのは、おそらく”法学”だったのではないでしょうか…?よく”法学科?”と間違えられやすいですが、正解は『邦楽科』です。”邦楽”という言葉は、意外と目にすることが多い言葉で、例えば、テレビ番組で日本のアーティストの曲を列挙する時に、”邦楽ベストヒットメドレー”などと出てきますよね。それと同じ、むしろ本来の”邦楽”とは、私たちの国『日本』の伝統音楽を指すものなのです!!
そんな”邦楽科”をご紹介!
箏曲(生田流・山田流)
尺八(都山流・琴古流)
能楽(観世流・宝生流)
雅楽
日本舞踊
お囃子
三味線 (長唄・常磐津・清元)
このように、日本の文化について専門的に学ぶことができます。そしてこれら日本の文化が一同に集まって学べる唯一の教育機関が、『東京藝術大学』です。
私の専攻では、古典や宮城曲(今後ご紹介します!)を中心とした曲を学びます。箏曲専攻は1学年3-8名で、試験では同級生と箏や三味線、尺八とのアンサンブルが出来ることが強み。一方で他の大学は、1学年1-2名となるので各個人がそれぞれにやりたい事を学べる印象があります。(下記ご参照ください)
これまでは自分の専門の箏と三味線以外は知る機会がありませんでした。しかし大学入学をきっかけに、伝統音楽は他の専門とも関わりがある曲も多いことを改めて知ることができ、理解の幅が少し広がったように感じています。
日本各地で《箏》を主に学べる大学
- 洗足学園大学(現代邦楽コース)
- 桐朋学園芸術短期大学(日本音楽専修)
- 大阪音楽大学(邦楽専攻・邦楽コース)
- くらしき作陽大学(邦楽専修)
- 作陽音楽短期大学(邦楽専修)
最後に「《箏》の音をまずは聞いてみたい!」方へ
北千住の古民家カフェ”ろじこや”にて、毎月第4土曜日に定期ライブをしているので、よかったら覗きにいらして下さい
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私の専攻楽器の『箏曲』について、深掘り!